追悼DVDが完成した。

2008-01-29
やっと追悼DVDが完成した。

暮れの31日早朝に、夏以来膵臓癌で入院していた次姉が息を引き取った。62歳だった。
朝、5時過ぎに携帯に彼女の旦那から「北上の△△です。今朝、○○子が無くなりました。4時47分でした」と連絡があった。

予想していたとは言え、年は越して欲しいと思っていた。ネットで調べると手術不能の膵臓癌の場合(たいていは手術不能らしいが)、発見後の平均余命は5.7ヶ月ということだった。7月下旬の発見だったので早ければ年内か・・・・、と思っていたがその通りになってしまった。

午前中の新幹線で埼玉にいる長姉とともに昼過ぎに岩手まで駆けつける。
彼女は、自宅で眠っているかのように布団に横たわっていた。顔に白い布を被せられて。
ふっくらとしていた顔もげっそりやせていた。

暮れということもあり、葬儀は4日5日に行われた。(4日に納棺、火葬。5日は葬儀。当地でのしきたりなのか通夜・告別式というものは無かった)

長姉は非常にガックリしている。乳ガンによる片乳房切除から7年、本人は必死になって再発の恐怖と戦っている。長姉は妹の回復を半分諦め、半分期待していたようだった。本人は体力気力が弱まると再発するかもしれないと努めて明るくそして忙しく生きている。

ガックリ状態が長引けば、免疫力の低下に繋がるかもしれない。何とかしようと思い、次姉の追悼DVDを作ろうと思い立った。彼女の気分転換に繋がればと思ったのだ。合わせて、田舎の実家を継いでいる甥の嫁さんに「お袋や兄貴の近況を時々埼玉の姉に知らせてくれないか」とお願いもした。

長姉の持っている次姉の写真やオレの持っている写真やデジカメデータやデジカメ動画をつかって作ることにした。2度ほど埼玉の長姉の家まで出かけ、なんだかんだと長姉と話しながらスキャナーに取り込んだ。それをCDに焼き、持ち帰りオレのデータと合わせて20分弱のDVD(スライドショーと動画のミックス)にしたのだ。

タイトルBGMは「千の風に乗って」のオーケストラバージョン、本編BGMは「姫神」のアルバムから4曲ほど拝借した。まっ、商用利用じゃないから許容範囲だろうと勝手に判断している。

DVDトールケースを買い、ジャケットカードも作って、一応それなりの見栄えになった。
全部で5部作った。長姉、田舎の実家、次姉の旦那、次姉の娘、そして自分用だ。
5部全て完全試写した。そのうち2枚が途中でフリーズしたので作り直した。PCが不安定なのか、DVDドライブが不安定なのか、それともアプリ(My DVD ver.6)が不安定なのか・・・。

今度の土日に完成披露会を埼玉の長姉の家で行うつもりだ。その時次姉の長女(吉祥寺に住んでいる)も呼んで一緒に今は無き次姉を語りたいと思う。